小上の漫画紹介ブログ

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呪術廻戦が騒がれるほど面白くない理由【呪術廻戦】


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 アニメ版は少し前に最終回を迎え、世間での呪術熱は若干落ち着いてはきたものの、未だに冷め切ってはいない人気漫画、呪術廻戦。しかし、私は正直言って、この盛り上がり方に鬼滅の刃と似た空気を感じられずにはいられない。と言うことで今回は、私が呪術はそんなに騒がれるほど面白くはないと思った理由をいくつか説明していこうと思う。

※この記事は本誌のネタバレを多少含んでいます。

目次

 

浅い内容

 呪術廻戦を読んでいて度々気になるのがこの内容の浅さだ。主人公、虎杖悠二が特級呪物を食べたことでこの物語は始まるのだが、まずその主人公の戦う動機が爺ちゃんの遺言だからという取ってつけたようなもので、イマイチ共感ができない。共感できないことは即ち、物語に感情移入しにくいということなので、その分面白くないと感じてしまう。

    また、そもそもの物語自体も内容がとても薄い。宿儺の指を探すという目的で進んでいるのだが、その目的を遂行するまでの過程が曖昧で、行き当たりバッタリ感がすごい。その上キャラの掘り下げも甘く、夜蛾学長の死亡時も直前以外に大して掘り下げられなかったので印象が薄いものとなってしまっている。

    

魅力の無い主人公

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    これには関しては結構多くの方が思っていることだと思うが、呪術廻戦の主人公である虎杖有人には本当になんの魅力も感じられない。理由は幾つかある。

 

   まず1つ目は、戦う動機がイマイチピンとこないところだ。これは先程説明したのでここで詳しく語るのは省かせてもらう。

 

    そして2つ目は、虎杖自身に個性的な能力がないことが挙げられる。釘崎には「芻霊呪縛」、伏黒には「十種影法術」、という具合に登場人物はそれぞれ固有の「術式」を持っているのだが、虎杖はそれを持っていない。それでも一応「逕庭拳」と呼ばれる独自の打撃技があるのだが、それがあまりにも地味すぎる。

   このように、主人公であるにもかかわらず個性的な技を何一つ持ってないため戦闘しても何ら面白くない。宿儺の術式も一向に体得する気配がないため、これからの展開が心配だ。

 

出たら終わりの領域展開

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    呪術廻戦には「術式を開示すると威力が上がる」という良設定が存在する一方、話をつまらなくさせかねない良くない設定も存在する。それが「領域展開」だ。今この記事を読んでいる方はもう領域展開がなんなのかは理解していると思うが、一応説明させてもらう。          

   領域展開とは、術式を付与された生得領域に呪力を流し込み、周囲に独自の空間を築き上げる能力のことである。この空間の中では自身の技は必ず敵に当たる上、威力も上乗せさせられる。この設定こそが、呪術廻戦の足を引っ張っていると私は思う。

   なぜなら、「技が必中する」という極端な設定のせいで戦闘の決着がすぐにつきやすく、戦闘に面白みを追加するものとして機能していないからだ。領域展開への対策として「簡易領域」と呼ばれるものも登場してはいるが、だとしても駆け引きの要素が追加されるわけでもないので、やはり面白くはない。

 

さいごに

    いかがだっただろうか。ここまで色々と呪術廻戦のつまらない部分を書いてきたが、正直言うと私は呪術廻戦は普通に好きである。しかし、やはりつまらない部分はしっかりつまらなかったので、こうして記事を書かせていただいた。この中からどれか1つでも共感してもらったら幸いだ。

 

    呪術廻戦に関する記事は他にも書いているのでそちらも見てもらえれば嬉しい。

 

 

 

koue2525manga.hatenadiary.jp